『東京貧困女子。』を読む
Twitterで東洋経済新報社の『東京貧困女子。』が期間限定でオンラインで読めるというので、読んでみた。
内容に引き込まれあっという間に全文を読んでしまった。
【3/28まで、無料全文公開】
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) March 20, 2019
発売前から大反響の新刊『東京貧困女子。』。決して遠くない、すぐそばにある日本の貧困の現状を丹念に取材したノンフィクションです。
多くの方にこの現実を知っていただきたく、発売に先駆けて全文を公開します。
本には数人の女性の壮絶な人生・生活が記されている。
幸い今までの自分にはこのようなことは起きていないので、全く別世界のことのようにも感じる。
しかし、いつ似たような境遇になるかもしれないという恐れはある。
本のネタの一つにもなっているが、学生の奨学金が貧困の一因になっているとのこと。
自分もそんなに裕福な家庭環境ではなかったので、大学・大学院進学時には第2種の奨学金(利子付き)を受け取っていた。
もちろん膨大な借金ではあったが、幸い正社員として就職し、それなりの給料ももらえたので、きっちりと完済することができた。
そしてある時突然襲われた病気。
これによって私は退職を決断して辞めた。
しかし自分の資産と今後をシミュレーションして、最悪の状態でもなんとかやっていけるのではと思ったからこそ辞めることができた。
そうではなかったら、なんとかして無理してでも仕事を続けていただろう。
そして40歳半ばで仕事がないという現実。
失業保険をもらっている間、就職活動の実績作りのために、面接でも受けてみようかと思ったが、面接を受ける前の段階で断られた。
理由は年齢なのか、病気のことなのかわからない。
その後もしばらくはどのような仕事があるのだろう?という興味もあって、パートの検索などしてみたが、介護職・公共関連の補助職、コンビニ・スーパー・飲食関連などが多い。
『東京貧困女子。』にも介護職や公共関連の仕事の状況の記載があったりするが、ヘタにこのような仕事に手出しをして、長時間労働やパワハラなどのおかしな人間関係に巻き込まれたくないと思うと、やっぱり仕事をしない方が気が楽で、健康を保てそうである。
幸い現時点では、経済状況なども大丈夫そうにみえる。
しかし、親が今後病気になったり体調を崩す可能性も十分にあり得るわけで、もしかしたらいつの間にか貧困に転がり落ちる可能性もありうる。
まぁ心配しても仕方ないので、今を悔いのないように生きたいなと思うだけである。