「仕事なんか生きがいにするな」を読了
以前に記事にした「仕事なんか生きがいにするな」という本を本屋で見つけ、ちょうど今の自分の気持ちに合う本だったので買って読んでみた。
全体的に納得できる内容だったし、参考になった。
どういうことが書かれているかというと、
「働く」ということが大部分の人にとって「仕事」という「道具や作品のようなものを生み出す行為」ではなく、「労働」という「生命や生活の維持のために、必要に迫られて行うような作業」になってしまっている。それなのにこの「労働」を賛美するような労働教に囚われていると。
一方これらのどれよりも大切なこととして「観照生活」という「自然や宇宙の真理を感じ取るべく、静かにそれと向き合う生活」があるとのこと。
どうすることかというと「『心=身体』が様々なことを『味わい』、喜ぶこと」とか「日常に遊びを取り戻す」とか「料理や食を大切にする」とか「日常の中で、あえて無計画、無目的に自分の行動を即興に委ねて変えてみる」とかをするのが良いらしい。
頭では「世間体などいろいろ考えると働くのが普通でしょ」と考えたりするのだが、身体に不調を来した今の状態では、身体のことを考えて無理して働くべきではないと考える。
仕事を辞めて何をするのか?好きなことをしていたい。あちこちに旅行に行きたい。行きたいところはたくさんある。外国語に興味があるから、興味のある外国語を勉強してみたい。
いつかどこかで働いてみようとなったら、そういう気持ちを抑える理由はない。
最後には
「心」の向くまま気の向くまま気軽にやってみる。気が向かなければやらない。「継続」などと堅苦しく考えたりせず、ただ壮大な人生の暇つぶしとして「遊ぶ」のです。
とある。
今の自分の背中を押してくれるような文章である。