健康と仕事
30代の頃には幸いにも何もなかったが、40歳を過ぎると体にあちこちひずみが出てくるなと実感する。長引きそうな病気になってしまったのもその一つである。
職場で立て続けに50代の人が病気をして入院をした。幸い1ヶ月ほどして退院した人もいれば、まだ入院している人もいる。それを見て「明日は我が身やな」という人。責任、ストレス、接待など、体にストレスをかける要因は増える一方。
あれ、ちょっと待って。体が壊れるまで働くの?
働かなくなった時は病気した時?
働くこと以外にやりたいことはないの?
との思いが湧いてきた。
もちろんは生きるためにはお金がいるから、働かないといけない、というのはある。
ただ、もし、しばらく働かなくてもなんとかなるお金が貯まっているのなら、仕事以外でやりたいことをやっておくのが必要があるのでは?と思う。定年になっても、体力、気力がもし落ちてて、やりたいこともできなくなってたら非常にもったいないと思うだろう。
だからこそ、ある程度お金が貯まったら、好きなことをやってみたいと思うようにやったのである。
例えば、60歳までに年に1回は海外旅行に行きたいと思うと、自分はあと15回しかないのである。意外に少なくない?
好きなアーティストのライブ、自分より年上の人のライブが見れるのはあと何年あるのだろう?
いつまで自分は本が読めるのだろう?
そう思うと、居ても立っても居られなくなってきた。
会社勤めをしていると 「定年までずっと働かないと」という思考にとらわれがちだが、セミリタイアは仕事からの逃げではなく、積極的な人生の選択だと思いたい。